そうこうするうちに雪もほとんど降らない東京の春は往き、梅は咲き散り、桜も開き雨に打たれて散り、娘は中二になり息子は中学を卒業し高校生になりました。
とは言え、中高一貫校なので、メンバーはほとんど同じく。
つきこさんは、外で働くようになり、ある資格を取るための勉強も始め、子育てやら家事の手抜きや人とのお付き合いを減らすことができない不器用なひとなものだから、限られた時間の中、削られていくのは、趣味の分野。
と、言い訳なんぞかましたところで。
頭蓋骨の上の右のほう、ちょっととんがってるというほどではないけれど、ほらそこらへん。 右手を持っていくと手のひらにすっぽり収まるあたりのそこ。
と、言いつつ触ってみると、かわいいわね、この頭蓋骨の形状って。
自分でなでても気持ちが良いのだから、ひとになでてもらったりするともっと気持ちが良いわけだ。
で、そこらへんにボタモチくらいの大きさでいつも [ブログブログブログ本読み本読み本読みブログ本読み書きたい書きたい本読みブログ] というのがへばりついていました。
仕事って、あれね、16年ぶりくらいに働いてみたけれど、おもしろいわね。 わたしってまだ使えるじゃないの、なんて責任も生じるからそう簡単にやめるわけにはいかないけれど、仕事量は減らしましたですよ。
勉強はやめないけれど。
まったくもう、ただでさえ、テンポのとろいわたしがあれもこれもあれもこれもって、無理に決まってるのに、何十年わたしという人間をやってるの、気づきなさいよっ!! ・・・と思います。
滅多に更新できないかもしれないけれど、ぜったいブログやめへんから!
さてと。
エッセイというものは、ふつうあれですよね、少し誇張はあるとしても、まあほとんど自分にかかわる事実をもとにして書いたりするもんですよね。 だからそう思って読み始めたわけですが、すぐに気づきました。 こりゃあ、ほとんど創作。
最初はちょっとは真摯な態度も見られるのですが、だんだん話が脱線し、大きく膨らんで妄想が入り混じり書いている本人も収拾が着かなくなって踊りだしたり、走り出したり、発狂したりのエッセイでした。
町田さんの超短編小説を読むつもりで読みましょう。
雄大な自然の景色を見た折などに 「あー、わたしはなんてちっぽけなことでくよくよしていたんだ、こんな壮大な自然の前では、こんな点にも満たないわたしの悩みなんてちいさいちいさい」 と、悩むことがばからしくなったりするとはよく聞くはなしですが、町田さんのエッセイを読んでいると真逆の方向から、あれもこれもの悩みや心配事があほらしくなって吹き飛んで行くという素晴らしい効果があります。
中島らもさんの 「明るい悩み相談室」と似た効果です。
久々に声に出してまで笑っちゃった本でした。
タイトルは 「テースト・オブ・苦虫」ですが、読後わたしに及ぼした効果からすると、
「テースト・オブ・ハニー」 でした。
テースト・オブ・苦虫 3
町田 康著
2006.11 中央公論新社またね!! (あー、やっぱ、書くの好き。)
posted by tsukikohime at 23:35|
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町田康
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