2007年07月14日

7月14日物語V : あなたには帰る家がある

あなたには帰る家がある

それは、家庭持ちの相手に家庭持ちではない片方が言うセリフ。
でも、家庭持ちが家庭持ちに、「あなには帰る家がある」と
言ってしまいそうな瞬間がある。

自分にも帰る家があるのに
自分のことは棚に上げて
「またね」 と手を振るとき
「おかえりなさい」 を言えないことをあらためておもうとき
言葉を飲み込むために
あなたより先に背を向ける改札口



山本文緒著  

妻とはまったく違うタイプの女性。
夫にはない感性を持った男性。
ふたりが惹かれあって恋に落ちて。

自ら夫にバラして男の胸に飛び込む女。
妻の前に平然と現れる女をみて動転する男。

ふたりの恋の始まりと結末はよくあるパターンなのに、
ふたりがなぜ惹かれあってしまったのかを
周りの事情から攻めて書いてあって、
それでそれでどうなるの? 
いつ堰を切ったようなことになるの?
いつゲキテキになるの?
と野次馬的気持ちで読んでしまいました。

だって、やっぱ、連れ込むのうまいんだもん、山本さん。

posted by tsukikohime at 21:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 山本文緒 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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